奇怪な業界にモノ申す、精神科医田中宗親のブログ

stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus
過ぎにし薔薇はただ名前のみ、虚しきその名が今に残れり
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睡眠の世紀1
患者数の増加と港区医師会加入など多忙に付き完全におろそかになっていました

私の診療と研究における最大のテーマ、睡眠。

それに関しての連載を開始します。
理由は「ここで早く書いておかないと睡眠の先駆者としての証拠にならない」と言う事。
それ以上に「未だに睡眠に関して日本の医学のレベルが低すぎる」という焦燥感です。

私は3年前から「これからは睡眠の世紀になる。多くの論文が海外から誕生するだろう」と嘯いておりました。
ほとんどの病気と症状が睡眠の時間と質により出現している事を全力の臨床経験と実験から明らかに確信していたからです。

アトピーを始めとして多くのアレルギー。感染症。
PMS。不妊症。更年期障害。
高血圧。糖尿病。
化学物質過敏症。線維筋痛症
認知症etc......

睡眠を完膚なきまで追い込み、脳の治療を施してこれらの症例の多くを治して来ました。
特に難病と言われる化学物質過敏症と線維筋痛症を”完治”させてきたことは自慢でもあります。

そして何より更年期障害は容易に全例完治してしまう。
それが故に現在の更年期障害の概念は間違っていると思っております。
それは更年期障害に限りませんが・・・

閑話休題

先の予測の通り、多くの論文が海外から出ております。
前にもブログで触れた物もあるので重複しておりますが
睡眠不足による
脳卒中に罹る確率8倍
心臓病による死亡リスク2倍
心血管イベント3倍
認知症4倍
脳の容積が減少・・・

なかなか派手な数字と内容が並んでおります。
これはとんでもない数字で、20%で「変わった」と普通は科学的に言われる中でまさに”桁違い”というものです。

ここで私は予想します。
数年以内に”睡眠不足による癌の発症率が大幅に上昇する”という論文が出るはずです。
なぜか?

睡眠が短いと寿命は大幅に短くなる事は既に常識です。
4時間程度だと60代が平均です。
では60歳の方々の死亡理由は如何なる物でしょうか?
厚生労働省によると
1位 悪性新生物(癌)
2位 心疾患
3位 脳血管障害
となります。

・・・聡明な読者諸兄諸姉はお分かりでしょう。
2位と3位がこれだけ順位が跳ね上がる。

もう明らかに癌の確率は何倍にも上がるはずです。

皆様、もっと睡眠の大切さを知って下さい。
あなた方の摂っている高確率で無駄な(失礼)健康食品より100倍以上睡眠の時間と質はあなたの健康に影響しています。